わ俳優が出す声と、声優が出す声はうまく言えないが、、、
「全く違う。」
歌手の方の出し方とも全然違う。
たぶん。
多分っていうのは去年の今頃、ミュージカル 舞台「メイツ!」の時に声楽の先生に歌声の出し方を1度だけ教わったからだ。
一度だけだけど、宇田川的感覚でいくと「違う」のだ。
何がどう違うかって極端に全然違うんですよ。
俳優はね、
「声が身体の丹田より上に響いて音(声)が前にストレートに響いて(届いて)その後劇場内客席上下(かみしも)側に放射状に広がる」
声優さんは、
「全身から、自分の全身を包み込むように、音(声)が出る」
声優の声は「マイクに通る声」でないと行けないって聞いたことがあるんだけど俳優の声とは全く違うデシベルの音が出てる気がする。つーか、たぶんそぅ。
舞台「ザ・ボイスアクター」で一緒に流浪合体したナガレ役のイケメン人気声優
寺島拓篤くんとアフレコの声録をした時にそれを感じました。初演も再演も。昨年は、初演より格段に数年前との違いも実感したの。
あたし、無駄に耳が良くてね(笑)
俳優だったら絶対声枯らすよ、って勢いでぐうわぁんとカラダをひねりながら全体で声を出してるんです。体全体で。
国民的アニメの「サザエさん」の波平さんの声優、
茶風林さん(私的に嶋沢さん、昔生徒さんだった時期がありましてね。知った時には、ひっくり返りましたけど笑)は真逆で。淡々と手を耳に当てて自分の声を聞きながらアフレコするんですよ。でも声はね、俳優の時とやっぱり違くて、擬音にすると、、、
マイクに「にゅういーーーーーーーーーーん」ってメグレ警部の渋い声が入っていく感じ。
聞いてる人の耳に響くの。
渉の嫁、
金田朋子ちゃんも楽屋全体が朋ちゃんの声で一杯になる。
オタクに遊びに行った時も、笑い声がリビング中に響いてて。こりゃ、大変だなって渉みたら、めっちゃ笑顔で楽しそーだった。
幸せな気分をおすそ分けしてもらったよ。
って話は置いといて(笑)
そん時も朋ちゃんの声は全身から出てた。家の中でも、楽屋でも。
ありゃ、天性だなっておもったよ。
んで。
歌歌う人は、
「後頭部から音(声)がでてる」
後頭部から「さー・しー・すー・せー・そー」を出しなさいと教わりこれがどうしても、俳優なだけに、前に台詞と同じ感覚で出てしまう。
この声の出し方、耳から後ろに、イメージは「耳から斜め後方に声を出す」感じ。
音が上から出てる上で渦巻いてる感じ。
なの。
歌に関してはね、一回だけだから私の感覚でしかないんだけど。
気づいたのはね、職業によって、
「自分のカラダに
響かせる位置が違う」
ってこと。
声、ひとつとってもとても奥が深いなぁー。と
声優はお客様の耳に響いて、
俳優はお客様のカラダに響く。
この間みた松本脚本の声優さんによる朗読劇「プリモピアット おいしい関係」を見て思いました。
でもね、、、、
出演されていた声優の
白石稔さんは、、、どっちかっていうと声の出し方が、、、
「俳優より」
だった。
あえてそうされていたのかもしれないけどね。
俳優的な観点で、
ぼんやりとそんなことを考えました。
おわり。
なるほどねー! (๑˃̵ᴗ˂̵)